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系譜を読み解く

ここのところゲームに押されているが、負けじと本を読んでいきたい。
 

きのうの世界

きのうの世界

きのうの世界

おもしろかった・・・。
恩田陸は序盤から良い。静かな語り口に乗せてひっそりと送り込まれる謎に、期待がどんどん高まってくる。
久しぶりの恩田ワールドはやはり期待を裏切らなかった。というか、これが直木賞じゃないなんて審査員は何を考えているんだ!? 『利休にたずねよ』は悪くはないけれど、『きのうの世界』と比べたらしけった花火みたいなものだ。"あなた"から"栄子"を引っぱがされたときの衝撃といったら!
 
関係ないけど「それでも町は廻っている」の5巻のせいで、恩田陸と聞くと、
オンダ・リク→リク・オンダ→陸女
と脳内で変換されるようになってしまった。誰か助けてください。
はてな年間100冊読書クラブ 172/200)
 

ジョーカーゲーム

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム

悪の魅力、匿名の愉悦、純粋な理性に支配された行動。う〜ん、しびれる。「殺人及び自死は最悪の選択肢」というモットーが、その理由も含めてクールだ。このぐらいスタイリッシュだったら日本は戦争に勝てたのではないだろうか。まあ、そもそも勝ち目の無い戦いを挑まないと思うが。
 
名作ではないけれど一級の娯楽作品でした。
はてな年間100冊読書クラブ 173/200)
 

赤×ピンク

赤×ピンク (角川文庫)

赤×ピンク (角川文庫)

10代の少女たちによるキャットファイトという際物の設定を楯に、行き場の無い少女たちの心の交流を描き出した作品。
圧倒的な現実という壁に対して、少女がその小さな拳で戦いを挑むというテーマは、ラノベ時代の桜庭一樹の特徴だよね。これが『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』や『少女に向かない職業』に繋がっていくのだなと。
 
ここのところ桜庭作品を読むと、その前後作とのつながりや、作者の系譜にまで目がいってしまう。これが愛読者という奴か!?
でも、文学評論家って全部の作品に対してそうやって読んでるわけだよね。好きでも無いのによくやるよ・・・。
はてな年間100冊読書クラブ 174/200)

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