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本を読むしかすることがない

寝ていると余計に具合が悪くなるので、居間でタオルケットにくるまってひたすらに本を読む。寝たり読んだり寝たり読んだり。

利休にたずねよ

どんなノベライズ?

利休にたずねよ

利休にたずねよ

千利休の話なので序盤はもろに『へうげもの』なのでつまらない。
「どんなノベライズですか?」という気持ちを抑えて読み進めていくと、利休の青年時代のくだりから面白くなっていく。年をとって名人になってからの描写は『へうげもの』に詳しいので、そこから離れてきてはじめて、この作品ならではの面白さが出てくる。
特に良かったのは食べ物がとてもおいしそうに描写されていたこと。茶道というとお菓子を食べて苦いお茶を飲んで、というイメージがあるけれど、ご馳走を食べてお酒を飲んで、いったん休憩してからお茶を飲むのが正式なのな。大名が食べる贅をこらした料理がおいしそうなのももちろん、ただの白湯や米をお湯でといたのでさえ、読んでいると食欲が沸いてくる。
 
前回の『千両花嫁』と比べたらぐっと本格的になっていて面白かったけど、直木賞クラスとしては力不足な気がした。へうげものブームに乗った感じがどうしても否めないので。
 
はてな年間100冊読書クラブ 164/200)
 

汐のなごり

生と死の息苦しさ

汐のなごり

汐のなごり

疲れた・・・。どの短編もテーマがどっしりと重く、読み終わるのが大変だった。
面白くなくはないけれど、ねばっこい描写が苦手。
 
はてな年間100冊読書クラブ 165/200)
 

格闘するものに○

タイトルがうまい

格闘する者に○

格闘する者に○

時代物3連発に疲れ果てたので息抜き。
はちゃめちゃな設定だけど意義を唱えさせないテンポの良さのおかげで、一気に読み通してしまった。フィクション半分事実半分という自伝的妄想小説なんだけど、講談社からは見事に一冊も本を出していないのが痛快。成り上がり、ではないけれど、直木賞作家となってかつて自分をこけにした出版社と対峙するなんて経験は、一般人にはなかなかできることじゃないし。
 
はてな年間100冊読書クラブ 166/200)