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民主主義の無意味さ

読書

もっかい征服しなきゃ無理でしょ。

アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)

アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)

白人支配から逃れ、黒人による黒人のための国家が成立するまでは良かったのだが、その結果は頭がすげ変わるだけで以前よりもさらにひどい地獄が待っていた。黒人が黒人を虐げるその悲劇。しかも以前までは白人が図に乗れば諸外国からの反発もあったのが、今は内政について文句を言おうものならば「お前はレイシストだ!」の一言で片づけられてしまう。黒人を救うための発言が人種差別と断ぜられるその皮肉。
 
何故アフリカ諸国の独立がことごとく上手くいかなかったのか。
自分が思うに、革命の敵が外国人であったことが原因ではないか。たとえば明治維新では攘夷と開国とで争ったけど、戦後は負けた側の人間を要職にとりこんだりして上手く共存を図っている。無血革命でも南北戦争でも、勝者と敗者が共存しなければならなかった。そこに違う思想を融合させるための哲学があり、自分たちの足元が揺らげば相手側に取って代わられてしまうという危機感があった。
ところがアフリカ諸国の場合は敵は国外に逃げ、”勝者”だけが残された。権力を独占した”勝者”が無慈悲な独裁者に変わるのは当然の流れだ。
 
当書を読み終わって「自衛隊と官僚100人ぐらい引き連れて征服してやりたい!」って思った。つくづく奴隷気質だなと言ってはレイシストだけど、もう一度征服されないと立ち直れないだろう。領土を民族割りにして、資源はアフリカ全体で管理して収益は全体で分配するような仕組みを作ってやりたいぜ。
はてな年間100冊読書クラブ 153/200)