超大陸が離れない
今日は外勤でずっと一人だったので、ずっと妄想にひたっていた。ハリウッドあたりならちゃちゃっと映画化できるんじゃないか、超大陸ロディニア。
オープニング
木星軌道上。
ソーラーセイルによる初の恒星間旅行が行われようとしている。数カ月かけてゆっくりと展開された、半径10kmの単分子の帆。進水式の様子が、地球、月、宇宙コロニーに住む人々に中継される。荷電され、輝き始める帆。ガニメデ基地から照射されたビームを受けて徐々に進み出す。
テレビのモニタ。
木星を徐々に覆い隠していく銀色の円。その円の上部に突如黒い線が横切る。黒い線の上側は弧を保ったままだが、下側はアルミホイルのようにくしゃくしゃにゆがんでしまう。
本編
なんだかんだあって”時空断層”みたいのが地球に向かってきていることが判明。通り道にあるものは別の宇宙へ送られてしまうぞ、と。最初は月政府やコロニー自治区は素知らぬ顔をしていたが、地球が分断された後のデブリによって、結局ただではすまないと分かって騒然となる。
地球分断までわずか1年。人類が生き残るためには分断される地球の小さい方を宇宙船にして、違う恒星系へ脱出する他ない。その大陸、現代の方舟の名は『超大陸ロディニア』!
超大陸に乗れるのはわずか100万人。世界中で”選別”が始まる。死なばもろともとばかりにテロリストが侵入したり(それと戦う主人公)、新興宗教がはやったり(主人公の妹が勧誘されたり)、そのほかの方法で逃げ出そうとする人々(ロシア製の宇宙船はあわれ空中爆破。目を覆う主人公たち)。