理由が解けた

スカイ・クロラの続き。

ナ・バ・テア

ナ・バ・テア

草薙氏のクールかつ若々とした側面が楽しめる、が、その分悔しい気持ちを味あわされることになる。無論いい意味で。お前か〜、やっぱりお前なのか〜。結果は分かっているはずなのに楽しめる筆力はさすが森博嗣、といったところ。3巻も続けて読む予定。
136/200

また映画の話

映画版で(また映画の文句なんだけど)かなり違和感があったシーンがあったんだけど、その理由が解けました。
同じ会社の飛行機が近くに墜落したってんで救出に行くと、到着したときにはパイロットはもう死んでいて担架で運び出されるんだけど、野次馬の婆さんがそれを見て「かわいそうに」って言う。それを聞いて草薙氏が激昂して「可哀相なんかじゃない!」って食ってかかるんだけど、これまで一貫して冷静沈着な草薙氏がこの程度のことでそこまで感情を露わにするっておかしいと思ったんですよ。むしろこれは、後の三ツ矢氏の「あの人は完全に破綻してるわよ」というセリフに繋がるのかと思いなおしたぐらい。
で、なぜ違和感かというとこのシーンが2作目からもってきたものだったから。
 
ナ・バ・テアではこんな感じでこのシーンに進む。

新人パイロット(比嘉澤)が来る
  ↓
最初いけすかないやつ
  ↓
だんだん印象良くなる
  ↓
空中戦で比嘉澤が被弾
  ↓
基地の目前で墜落
  ↓
着陸後助けに向かうも既に死亡

ね、これだと「可哀相なんかじゃない!」ってくってかかる感じ分かるでしょ。もちろんこれは要約だから、このシーンまでに草薙氏の比嘉澤に対する、いろんな複雑な感情があるわけ。
それを、ただ単に「あ、このこのシーン絵になる」っていう印象だけで挟み込んだら、そりゃ文脈があうわけないわ。作品の善し悪しを評価するのに監督などのパーソナリティは分けて考えるべきだと思っているけど、このやっつけ仕事ぶりをみたら嫌いになる。キャラを意図的に性格破綻者にしてるの? なんだかな〜。

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