最近のまとめ

ここしばらく韓国旅行記に集中していたので、読書記録を書くのは1月半ぶりになってしまいました。
韓国系の記事はアクセス数が高く、さらに続けて書く方が効果的だったので、他のジャンルのことを書く気にならなかったという事情もあるのですが(苦笑) もう韓国ネタも尽きたので、今後は通常通りの雑記に戻ります。
 

新装版ソウルの練習問題 (集英社文庫)

新装版ソウルの練習問題 (集英社文庫)

といいいつつ韓国ネタ。これは韓国から帰って来て一発目に読んだ本になります。
内容は古いところもあるけど、基本的には現在でも通じます。韓国寄りでも日本寄りでもない、中立な視点から二つの国を比較する視点って、探してみると意外とないので(特にネットには嫌韓流しか存在しないので)貴重。これから行ってみたい人にはぜひ読んでほしい作品です。
126/200
 

直木賞候補シリーズ

切羽へ

切羽へ

前作のベーコンを読んだときに感じた、「肌の一枚下を蠢く得体のしれないもの」の存在感を、より煮染めたような作品に仕上がっていて素晴しかったです。何気ない風景の中に潜む心の動きを「切羽」の一言に集約した手腕も見事。直木賞受賞にふさわしい作品でした。
127/200
 
愛しの座敷わらし

愛しの座敷わらし

バラバラになった家庭が何かをきっかけに元通りになる、というテーマは普通なのですが、読んでいて情景が目に浮かばせる文章力が最高でした。映画化してほしいけど、100%小説より駄作になるのが目に見えているからなぁ・・・。逆にこれほどの作品があって、はたして映画が存在する意義とはなんだろうか、と思わされます。
128/200
 
あぽやん

あぽやん

空港用語トリビアで一話作っちゃうのは、風に舞いあがるビニールシートぽくて甘い。物語的には新しい部分はないけど、サラリーマン物語としては普通に面白かったです。
129/200