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韓国の地下鉄考

ソウルには地下鉄が縦横無尽に走っています。行き先がしっかりしている上に、もし乗り間違えてもリカバリが簡単な地下鉄はソウル旅行者にとっては欠かせない交通機関なのですが、いろいろと問題が多いのも事実であります。
今回は旅行記はパスして、韓国の地下鉄でカルチャーショックを受けたことをヘビーなものからライトなものまで紹介します。
 

オーバーラン(?)事件

昨日の話の続きなんですが、汝矣島からソウルに地下鉄で向かっていたときのことです。
龍山駅を出てすぐ、電車がなにもない野原で止まってしまいました。しばらく待っても全然動く気配がありません。すわ第二次朝鮮戦争か!と身構えるも、周りの乗客はいたって冷静。
そのうちに韓国語でなにやらアナウンスがあったかと思うと、電車の運転手がてくてくと通路を通って後ろの車両に行き、逆走して龍山駅に戻ってしまいました。
日本だったらかなりのニュースになると思うんだけど、他の乗客はいたって普通のご様子。なんというか、間違いに寛容な国だな、いい意味でも悪い意味でもと思った出来事でした。
 

ピー(放送禁止用語)だらけ

韓国は物乞いがすごく多いです。それこそゴロゴロといます。
大きな地下鉄の駅の階段には必ずたむろしていて、頭を下げて片手を突き出してお金を置いてくれるのを待つ人やら、片足を投げ出して歩くのを邪魔するような人やら、いろんなポーズで物乞いをしています。
まあそれは良いとして(本当は良くない。怖いし)もっとビックリするのが、地下鉄の”車内”にまで物乞いが出没することです。
満員の車内をぶらぶら〜と歩いてきて、座っている乗客に手を出してお金を要求します。地下鉄の代金はあるんだ・・・。外に出なけりゃ1,000ウォンで乗り放題なうえ、外で待つより実入りは大きいのだろうけど、注意するだろJK。
 

(勝手に)車内販売

手車を押した老婆が歩いてくるわけですよ、上流から。そして手車の中からガム(キシリトール!)を取り出して乗客の膝にポンポンとほおって行くわけですよ。もう意味がわからない(笑)
もしかしたら試供品を配ってるのかな?と思って見ていると、一周した老婆が今度は膝からガムを回収しきます。ガムを手にとった乗客は代わりに1,000ウォンぐらいを払っている。これは、車内販売なの? ガムを持って乗客が逃げることとか想定してないんだろうか。
新聞売りは夕方に乗ると出没する。昼間は背中にスピーカーを背負った男がCDを売って歩く。南大門を歩いたときも思ったけど、売ったり買ったりするのに著しく貪欲な国民なのだ。
 

携帯天国

地下鉄車内での通話はOKらしい。さすがサムソン電子の国よ、バンバン車内で通話している。別に気にならない(外国語だし)し自分としてはこれで良いと思うんだけどね。うるさいのは携帯電話の話し声より普通の会話の方だし、ペースメーカーへの影響だって非科学的だし。
 

自販機

通話してなくてもワンセグ?見たりiPodいじったり、デジモノを車内で使っている人の割合は結構多かったけど、電車内で暇をつぶす方法No.1はやっぱり読書でしょう。というわけで駅のホームには

本の自販機が。日本でも見慣れた表紙がチラホラと。後ろにキオスクがあるのだからそっちで売れば、という気もしないではないけれど、自販機で売ろうという発想が面白い。
 

勘違いで人情

地下鉄でぼやーっと立っていたら、目の前の座席に座っていたお婆さんが、嫁さんに向かってなにやらまくし立ててきた。意味は分からないけど、立ってないで座れ!と言っているみたいで、自分の座っていた場所を指さしてどこかに行ってしまいました。
ゆったりしたワンピを着ていたせいで妊婦と間違えられたのかな? 勘違いだったけど人情に触れて、ちょっと感動した体験でした。
 
韓国を旅行した人がよく、日本には無い人情に触れて感動した!と言いますが、その気持ちはちょっとわかりました。ヨイド島の食堂のおばちゃんみたいなよい人がいるのは事実。だけどその分とんでもない人もいるのも、やっぱり事実なんですよね。フランクにお釣りをごまかそうとするのは日常茶飯事だし。
ほんの何日間かしか行ってない人間が結論づけるのもどうかと思うけど、韓国人は日本人に比べて
良い人と悪い人の振り幅が大きい
という印象を受けました。良い人普通の人悪い人の比率が、大げさに言えば3:4:3みたいな感じ。それに比べると日本人はソフィスティケイトされていて、みんな基本的に親切だし基本的にクール。良い人普通の人悪い人が、1:8:1ぐらいで分布しているように思われます。
町の中を歩いていても一見普通なのに、実は重犯罪がめちゃめちゃ多いのもそれが理由かも。平均したら同じくらいだけど、分布を比べてみると実は・・・みたなことかもしれませんね。

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