吸殻

市内のゴミ拾いのボランティアに行ってきました。日曜日に早起きは大変だったけど、きれいに晴れていて気持ちのいい日でした。
 
落ちているゴミで目立つのは、なんと言ってもタバコの吸殻です。ベンチの周りや道路の脇、草むらの中などいたるところに落ちていました。特にフィルターの部分が分解されずに残っていて、雨ににじんで景色を白く汚しています。
空き缶やアメ・ガムの包装なんかもポイ捨てしてあるんですが、量としては少なくても、数的にはタバコの吸殻が圧倒的に多かったです。それだけ、タバコを吸う人のマナーが悪いのだなと感じました。
 
自分が喫煙者だった頃は、ポイ捨てはもちろんなるべく他人に迷惑をかけまいと思っていたのですが、圧倒的多数であるマナーが悪い喫煙者のせいで、ものすごく肩身の狭い思いをさせられていました。車の窓を開けて灰皿の中身をあけてみたり、自転車に乗りながらタバコを吸っていたり。
自分がタバコをやめた原因の一番のところは、こういうところだったりもします。
 
タバコがこれからの時代も残っていくには、TASPOとかそういう小手先のことじゃなくて、『紙巻タバコを廃止する』ぐらいの改革が必要なんじゃないでしょうか。紙巻はフィルターが汚いし、あまりに手軽に吸えすぎます。それに、紙巻のタバコにはニコチンを吸収させるためにアンモニアが含まれていて、それがニコチン依存や悪臭の元になっているそうです。
タバコを吸うためのハードルを上げることは、何も値段を上げるだけではないのですよ。ニコチンを取りたいならパイプや葉巻を吸えばいいわけです。そうすると気軽には吸えなくなるし、歩きながらなんてもってのほか。必然的にマナーが向上すると思うのですが。