悲しみの理由
ぬわ、掴まされた。
DECA SPORTA デカスポルタ Wiiでスポーツ"10"種目!
- 出版社/メーカー: ハドソン
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: Video Game
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開始10分で「ダメだ」と思ったのは初めて。即日マーケットプレイスに出しましたよ。すぐに売れてよかったです┐(゚〜゚)┌ヤレヤレ
ダメな点はいろいろあるけど、
- 操作感に乏しい
- テンポが悪い
- キャラに感情移入できない
- 画像が荒い
と、ほめる要素が一つもありません。
一番致命的なのは操作感。
ビーチバレーをプレイして分かるのが、プレイヤーが操作できることがほとんどないこと。キャラクターはAIが勝手に動かしているので、自分は「いいタイミングでリモコンを振る」だけしかすることがありません。
しかもリモコンを振った動作とキャラの動きが連動していないせいで、レスポンスがめちゃくちゃ悪い。うちの嫁さんは、バドミントンで最後まで(といっても3ゲームくらいですが)きちんとサーブを打つことができませんでした。
なんというか、Wiiスポーツのテニスと比べると雲泥の差があります。
基本的に「気持ちいい操作」を楽しませよう!という心意気は感じません。お前が慣れればいいだろ、というスタンスです。
カートでは傾きをステアリングと連動させるという試みは評価できるのですが、それが「気持ちいコーナリング」につながってはいません。これまでいくつかのレースゲームで遊んだことがありますが、コースを3周する前に画面を閉じたのは初めてです。
そしてカーリングでは「リモコンを90度以上回転させないでね」の注意書きが。おいおい、90度の概念が分からない子供には遊ばせないつもりか。それとも、そのぐらいの補正をかけるだけの技術も無いのか・・・。
そうカーリング!
これは唯一、このゲームの中で"遊べる"作品になっています。ところがプレイしているうちに、あまりの愛情の無さに泣けてきました。チームが3人編成なのも謎ですが、もっと根本的なところに大きな×があるのです。
ストーンを投げました、スイーパーがブラシでごしごしこすりました、そしてハウス(真ん中の円)までストーンがやってきたとき、それが起こります。
スイーパーが他の石を踏んでいる(泣)
これにはそうとう脱力してしまいました。これだと石とスイーパーは、同じ空間に立っていることにならないじゃないですか。当たりそうになったらまたぐとか、うまくやめないと足が当たってファールになるとか、いろいろできるじゃないですか。もう、呆れてしまいます。
3匹目、4匹目のどじょうを狙ったにもこの出来とは、と思うのですが、販売のほうは好調みたいですね。まあ、僕みたいにだまされる人が大半なんでしょうけど・・・。
クソゲーを掴んだときの悲しさというのは、もったいないことをしたということではなく、愛情のかけらもないやっつけ仕事を掴まされた、ということに由来している。そんなことを考えさせられたゲームでした。