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原点/原典

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

 
桜庭一樹ラノベ作家時代のころの作品ですが、かなり原点/原典入っていて、読んでいてすごく楽しかった。この本に才能の萌芽が秘められている、といったら逆説的で卑怯だけど、まさにそんな感じ。桜庭作品の特徴(と勝手に思っている)少女の無力さ、それが、ロリポップ=砂糖菓子の弾丸という言葉に集約されているようです。
最初に結末を明かしておきながら、最後まで息を飲ませないような展開に持っていく力量がすごい。ファンならぜひ読んでおきたい一作です。
 
 
つくもがみ貸します

つくもがみ貸します

 
付喪神と、付喪神が憑いた商品を貸す古道具屋という発想は目新しいのだけど、それをうまく活かせていないような印象があります。特に結末などは普通に三人称の物語にすれば良いだけで、付喪神ストーリーテラーになる意味もないし、そうすることでかえって面白みを損ねている気がしました。普通に江戸小話にしたほうがスムーズなんじゃなかろうか。
そういう意味では以前読んだ『まんまこと』はそういう作品でしたね〜。江戸×煮え切らない男女の関係という点は同じですが・・・。
 
105/200
 
 

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