ボーナスの使い道

朝起きて為替をチェックしたら、保証金の残高がやたら増えていて飛び起きた。
円安祭りキター! と思って興奮したんだけど、良く見たらボーナスから入金した分が反映されただけだった。がっくし。
去年ほどには儲けられなかったけど、割と長いこと続けているおかげで、自分にスキルがついてきているのが良く分かる。少なくともサブプライム問題ぐらいの調整*1では、びくともしないくらいの肝っ玉と戦略を立てれるぐらいにはなった。継続は力なり。
 
ボーナスが出るたびに3分の1くらいずつFXに投資しているおかげで、半年分の収入くらいは貯まっている。同じくらいを株/投資信託で所有しているので、1年は暮らせるだけの蓄えはあることになる。本格的に投資を始めるには年収3年分の貯蓄が必要と言われているので、目標までようやく3分の1に達した計算だ。遠いけれど着実に近づいてきている。
とはいえ、近づいているのはスタート地点であってゴールではないのだから、将来のことを考えると気が遠くなるときがままある。こんな地道なやり方じゃなくて、もっと一攫千金みたいなことはできないのか、と考えたりもする。
ボーナスの時期と宝くじの発売時期は重なっているので、弱気になっている自分を誘う罠のように見えて、ちょっと前まで宝くじの存在もそれを買い求める人も嫌いだったのだけど、最近ようやく気にならなくなってきた。
 
当せん金付証票法」という法律がある。これは宝くじのことを定めた法律なのだけど、この第5条にこうある。

当せん金付証票の当せん金品の限度)
第5条 当せん金付証票の当せん金品の金額又は価格の総額は、その発売総額の5割に相当する額(加算型当せん金付証票にあつては、その額に加算金(第2条第2項の加算金をいう。以下同じ。)の額を加えた額)をこえてはならない。

ということは、宝くじ一枚300円のうち、当選金に当てられるのは150円未満、残りは「浮動購買力を吸収し、もつて地方財政資金の調達に資する」目的に充てられるとのこと。意訳すると「おまいら愚民は碌なことに使わないから、代わりにいいことに使ってやるぜ」ってなことなんだけど、それをなんというエクセレントな言葉遣いでで表現するんだろう(笑)
 
そんなわけで、昔は宝くじを買う人を「当たりもしないものをよくもまあ・・・」と思って見ていたけど、今はむしろ買う人に感謝をするようになった。そういえば去年東京に行ったときの研修所も、宝くじの助成金で運営されているということだった。ありがたやありがたや。何千円も、いや何万円も行政機関に寄付をするなど、なかなかできることじゃあないですからね。
 
年末ジャンボは販売総額2200億円! この半分が国益になるなんて夢のようだ。販売は明日までなので「余ってるお金を国のために使いたい!」と思っている人は急いだほうが良いぞ!

*1:あんなものは暴落とは呼べない