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脳科学と未来のテクノロジー その2

昨日の続き。
脳科学複雑系が密接なつながりということで、はこだて未来大学で講演をすることになったのだろう。自分も昔経済学との関連で複雑系をかじったことがあるので、意外と理解がしやすくて面白かった。
ここから話は脳科学の話から、学ぶこととは何か、という話に移っていく。
 

学者について

  • 学者になったらがっかりした。アインシュタインのような天才に憧れていたのに、周りはみんな常識人ばかりだった。
  • 一方そのころ付き合いのあった芸術家たちは、みんな個性的で面白かった。

     ↓

  • 学者は「全員やっても同じ結果」を目指す
  • アーティストは「自分しかできないこと」をしているだけ
  • その違いに気づいた時、学者の素晴らしさに気づいた

 

  • リタッチメント批判に反論せず、一緒に批評する姿勢
  • 学者は自分の論文を、認知的な距離で語ることができる

 

持続性について

  • 環境問題が重要なのは、人類の持続可能性をテーマにしているから
  • 自分のいたケンブリッジ大学のクライストカレッジは、ノーベル賞受賞者を30人ぐらい出している。それは、歴史が500年以上もあるから。
  • 日本の大学はせいぜい100年、未来大は7年にすぎない。
  • 続けていけば、それを超える業績を上げることができる。
  • 続けることが質を上げていく
  • 継続することが力になる

 
今回の講演で驚いた点がこの部分。茂木先生と羽生二冠、奇しくも2人の天才が、量から質への転換について語っていたことに感動を禁じえなかった。
この後は中島学長との対談、もといフリートークと、質疑応答で終了。他の人からもっと良い質問が出たのでやめておいたが、ドーパミンを発生させる主体についてはちょっと聞いておきたかった。聞いたところで答えが出ないだろうと思ってしまったが、そうやって自分の経験から決め付けることは、脳のオープンエンド性を否定していることに繋がってしまう? 答え切れなかった質問はメールで受け付ける、ということだったので、もう少し整理してから茂木先生に直接送ってみようと思っている。