本当はもっと物騒

昨日cchi氏から『アパートが封鎖された!』ってメールが来て驚いた。アパートのほかの部屋に空き巣が入ったとかで、一時はパトカーやら救急車やらが取り囲んですごい騒ぎだったらしい。
そんなわけで職場に行って新聞を広げてみたけど、そんな記事は一切なし。けが人や死人が出ない限り、ニュースとしての価値は無いという判断なんだろうか。それよりも「最近函館が物騒になったね」という会話の裏で、実際は僕らが知らないもっとたくさんの事件や事故が日々起きているんだと思って怖くなった。
 
という話を職場でしてたら、どうやらけが人の有無や事件の重大性さえも関係ないという話を聞いた。
その人の前の職場の同僚が、ある時大門で通り魔にあったとのこと。いきなり頭を殴られてバッグごと財布を奪われ、全治1ヶ月の大怪我をしてしまったそうなんだけど、その人が入院先の病院で新聞を見てもそんな記事は全く出ていなかったそうな。それで頭にきて退院後に新聞社に乗り込んで、
「また似たような事件があったらどうするんだ!」
と怒鳴り込んだら、事件から3週間後にようやく記事になったらしい。
突っ込みどころは多いけど、要はその日に空きスペースが無い限り、もしくは他に似たような事件があった場合には結構な傷害事件でも記事にはならないとのこと。社会の公器が聞いてあきれるような商業主義的な話に唖然としてしまいました。