法事で引いた話

 日曜日に法事に行ったんだけど、真剣すぎる宗教って好きになれないです。
 まず親戚じゃない人が大勢お経を唱えるために来ているのが謎。なんのため?って嫁さんに聞かれたので、自分も良く知らないけど
「多分経験値が増えるんでしょ」
 と答えておいた。お経を唱えてご本尊様に仏パワーを注入することで徳が高まるんだろう、と。
 そしてお堂の壁一面に張られた『行動』の文字に驚き。マス目ごとに色分けされてるのを見ると、小学生の信者がこうやって来て徳を積むたびに一マスずつ塗ったりしてるんだろうな、と想像できる、けどなにか怖い。
 
 ま、そこまでは価値観の違いということで多少引くぐらいでいいんだけど、問題は最後にあったお坊さんからのありがた〜いお話にドン引きしました。
 「悪象に踏みつけられて死んでも三悪道(地獄のこと?)に堕ちることはないが、悪知識に殺されることがあれば必ず三悪道に堕ちる。あなたたちの身の回りにもいると思いますが、創価学会のような悪知識に勧誘されるようなことがあれば、必ず悪道に落ちるのです」
 地獄行きキターwwww 仲間割れ乙wwww 
 それは言い過ぎにしても、坊さんがいきなり地獄に落ちろ的なことを言うのはどうなんだろ。自分も確かに嫌いだけど、そこまでは人前じゃ言わない。もっと心の平安とかさ、そういうのを説くのが宗教家としての役割じゃないね〜の? うちみたいなお気楽仏教徒に言われる筋合いはないだろうけどさ。
 
 ぶっちゃけて言えば、宗教を盲信することで得られる利益って特にないじゃないですか。無いって言ったら語弊があるかもしれないけど、同じ時間をほかの事に費やした時に得られる喜びだって等価なはず。価値観を自分の子どもに押し付けたり他者を貶めるようなことをしなければ信仰でないならばそれはものすごく不健全だし、もっと言えば社会にとって害悪なのではないかと。文化としての仏教はすばらしいけど、中にいる人はそうではないんだな〜ということを感じた一日でした。