元町散策

 昨日とは打って変わっての晴天に、いい機会なので元町に行ってみることにしました。地元民だとなかなか行く機会が無いのが観光都市ならでは。実はわたくし、有名な函館山からの夜景も一度も見たことが無かったりします(笑)
 

 まずはレイモンハウスで腹ごしらえ。ソーセージ詰め合わせはチューリンガー・フレッシュ・ロング・ホットロングの4種類。これをパンに挟んで食べるのがドイツ流だそうです。レモンとパセリが入ったフレッシュが気に入りました。
 当然のようにビールも頼みますが、ピルスナーが735円とはちょっとボりすぎでは。場所代&高い分ソーセージには良く合っていたので仕方ないけど、どうせだったら函館ビールをおけばいいのにとも思いました。
 
 2階は簡単な歴史館になっています。「禮門」と朱書きしてあったのが印象的。せっかく建てた製造工場を軍に接収されてしまったりと日本でいやな目に遭うことも多かったにもかかわらず、最後までこの国を愛していたのだなぁと思って胸が熱くなりました。
「人が悪いのではない、戦争が悪いのだ」
 誰よりも平和を願っていたからこその台詞だと思います。
 また、北海道をオーストリアに見立て、400万人規模の大酪農地帯とする案を何度も道庁に提出していたとか。自分もかねてから「北海道独立」という発想には一理あると思っていたため、大変共感を得ることが出来ました。
 
 その後は適度に元町を散策します。こうやって見ると意外と観光都市なんだなぁ、と不思議な気持ちになりました。普段いるところとは全くの別世界です。
 お金を払って見るまでではないのでほとんどの施設は外から眺めるだけにしました。それでも旧公会堂やハリストス正教会などは、外観だけでも十分に満足できるものでした。
 
 適度に運動した後は、今日の目玉であるところの「ぐるぐる本舗」に向かいます。

 風呂屋の2階が蕎麦屋なら、ここは蕎麦屋の2階がカレー屋でした。(蕎麦屋のカレーは美味しいと聞いたことがあるけどな〜)と不思議な気持ちになりながらも狭い階段を上がります。
 
 注文したのは奥さんがチキンのスープカレー、自分はちょっと気になっていたキーマカレーにしました。後はボンベイフライドチキン2ピースと、やっぱりビール(笑)
 
 チキンはいい感じにスパイスが効いていてビールと良く合います。2ピースで210円は割安!
 鉄鍋キーマカレーは一気にかき混ぜて食べるのが正しい(?)らしいです。ほんのりトマト味で優しいカレーです。
 スープカレーはスープが黒っぽくて驚きましたが、食べてみると一瞬懐かしい感じのカレー味がよぎったかと思うと、スパイスがほわ〜っと抜けていっていい感じでした。どちらも辛い!というよりはほんのり優しい味で、外に広がる函館湾を見ながら食べているとすごく落ち着いた気分になれました。
 平日も極東大の駐車場に停めれば着やすいかな。仕事でこっち来る用があったら来て見たいなとおもいました。
 
 そんなわけで観光っぽいことをした一日だったのですが、店を出たらほとんど3時間ぐらいしかたってないことに驚きました。多分家でゴロゴロしてたら一瞬で過ぎ去ってたな・・・。たまにはアクティブに動かないと休日がもったいないですね。