ざわざわが止まらない

 帰宅。
 まさかこんな結果になるとは。周りも現職が圧勝するのを予想して
「供託金没収されるんじゃねwww」
 とか笑っていたのにね。結果が見えて2つの意味でざわつきました。
 
 1つには浮動票の大きさ。
 現職には自民・公明・組合・魚長(笑)の支持。対して新人には某サール高校の同窓会とネット上の応援団くらい? 自分も新人支持だったけど、市民のうちでどれだけインターネット上の情報を見ているかということに疑念があったので勝てないと思っていた。結局は衆愚だよね、ってことで決着になると決め付けていた。
 でも結果は、組織票を圧倒的に上回って勝った。市民の中の漠然とした不安感がこうやって形になって現れることができるのだという、実現可能性に対してざわざわしました。こうやってちゃんと市民の意見が反映されることなんて幻影だと思っていたのに!
 
 もう1つは感覚のズレの大きさ。
 僕らもメディアも全然本質が掴めてなかった。マスゴミが糞なのは当然だとしても、今回の結果は我々もまた糞であるということを証明してしまった。これは猛省すべきです。市民が思う先行き不安の濃さを全く救い上げることが出来なかった節穴ぶり。箱を開けた瞬間から会場はザワついていたけど、それ自体が全然ナンセンスなことなのだと気づけないナンセンスぶりに心がざわつきました。
 染まってないつもりだっただけどな〜。朱に交わればってやつか。まあ現職に投票してない段階でまだ救いはあるともいえるけどw
 
 しかし、特に目立った失政も無くこれだけの差がつくとは、民主主義には恐れ入りました。この前の知事戦で負けた人たちも衆愚のせいにしてる場合じゃないですよ。候補者の愚鈍振りを疑った方がいいようです。負ける人は負けるべくして負けるということか。意外と多数決も、正しい。
 とにもかくにも(小さいけれど)歴史が動いたその瞬間に立ち会ったことは結構な衝撃でした。明日から予想される激務(笑)はさておき、これからの身の振り方もあわせて考えされる日でした。