こだわりが日本を救う

 今回のWillcom Forum & EXPOではいろいろなコンセプトモデルが並んでいるようですが、個人的にかなり気になったのがタミヤです。というのも、ちょうど今読んでいる本がこれだったから。

田宮模型の仕事 (文春文庫)

田宮模型の仕事 (文春文庫)

 小学校の頃はミニ四駆世代、中学ではミリタリーモデルとタミヤのお世話になった少年時代を懐かしく思い出しました。それとともに感動したのは田宮俊作氏の模型にかける想いの強さです。
 ブームが過ぎ去って"模型不況"と呼ばれるような状況にあっても、いい製品を作りたいという情熱があればこそ乗り越えてこれたのでしょう。一つの戦車の資料のために何時間もかけて写真を撮り、外からは見えないからとズボンのヒザが破けるのも気にしないで底にもぐりこむくだりを読んでいると、こういうこだわりが今の「世界のタミヤ」としての名声を生んでいると思いました。
 
 こういう本を読んでいると、努力もせずに弱者ぶる人の醜さに嫌気が差します。口を開けば「分け前をよこせ」。悪いことはなんでも人のせいにして、もらうのが当然という態度を取る人々。なんでもう少し努力できない/しなかったのかね*1。ニュースを見るたびに「ああ、こういう人種が増えるようじゃ日本もおしまいだな」と暗澹たる気持ちになります。
 意外と世の中って単純に「頑張ったもの勝ち」だと思うんですがどうなんでしょうかね。ま、だからこそ頑張らないで弱者になった方が得な世の中にしようとする人が多いんでしょうね。

*1:愚痴を叫ぶことを努力と思っているフシはあるがw