投資信託を買う

 株るいとうでちまちまと買い続けてきたのがついに単位株に達したので、次はどの銘柄にしようかと悩んでいたのだけど、結局決められないので投資信託を買うことにした。
 
 なぜ投資信託かというとこの前のエントリーにも通じるところがある。
 山崎元の本などによると、投資信託にかかる信託手数料を考えたら損であって、それならば自分でポートフォリオを組んだだけでそれ以上の利回りが期待できる、ということらしい。
 しかしながら現実的に1社1社を投資に適格かどうか自分の眼で見極めるには限界があるし、*1判断するための情報を得るには時間とコストがかかるので、その見極めまでのつなぎとして、投資信託は有効なのではないかと考えた。
 しかも、考えている間に元手はどんどん増えていくのが良い。あせって変な銘柄をつかむより、低利であっても着実に増える&投資の勉強になるところにお金を入れていた方がずっといいはずだ。
 
 ただ投資信託と言ってもいろんな種類があるわけで、今回は3つのポイントに絞って銘柄を探してみた。それは、

  1. 手数料がなるべく少ないこと
  2. インデックス投資であること
  3. 海外への投資であること

 ということ。手数料(売買手数料/信託報酬)が安いことは言うまでもないとして、インデックス投資を選んだのはそれが長期投資に向いているから。基本的に自分は売る気がほぼ100%無い人間だし、毎日基準価額に振り回されなくていいのは健康にも良い。
 あとは海外への投資にこだわる点だけど、これはやはり、自分の基本的な収入のよりどころが日本国内に限定されているということが強く影響している。FXでどんどん資産を米ドルに換えているとはいえ、肝心の出処が円である以上、為替リスクを最小限にするために余剰の資産はどんどん外貨に換えてしまうのが安全だと考えているのだ。
 
 候補に挙がったのはこんなところ。

銘柄 販売手数料 信託報酬 特徴
VTSMX*2 なし 2.53% 米国
トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド なし 1.30% 世界分散
インデックスファンドTSP なし 0.546% 日本

 長期保有ならバンガード♪と軽く考えていたら手数料の高いこと高いこと。3か月ごとに口座管理手数料として0.63%も徴収されるとは。調べてみたら直接バンガードと取引しても30ドルの口座管理料がかかるとのことなので、実はあまり個人投資家にはやさしくないところなのかもしれない。
 次は同じくバンガードのファンドをだけど、トヨタアセットが組み合わせて運営するいわゆるファンド・オブ・ファンズ。今人気らしい。普通は組み合わせ多分信託報酬も上がるものだけど、むしろおまとめ価格で単品を買うより安くなっているところが良い。
 最後は日本のインデックスに連動する普通のインデックスファンド。ダントツに信託報酬が安いのが気になる。
 
 1月の引き落としをもって株るいとうを終えるので実際に買い始めるのはまだ先だけど、多分トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドにする予定。初めて投資信託を買うことになるので自分に合うのかどうかも分からない。ちょっとドキドキです。

*1:これは禁句か

*2:トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドの略