ラリージャパン2006観戦記〜9月3日〜

一日目終了

 ラリーが終わったら毎年恒例のパール温泉です。ここは帯広中心部から近いこと、深夜2時まで営業しているところが便利で、例年一休みをさせてもらっています。
 残念ながら露天風呂はありませんが、浴槽の周りを水が流れたパイプが巡っていて、ここに頭を乗せておくとのぼせることなく浸かってられるところがGOOD!です。
 今年は三菱のつなぎを着た人がぞろぞろと入ってきたりと、ラリー関係者の人も集う穴場になっていました。お店の人はWRCの影響とか考えてるのかな?
 
 温泉から出た後車の中で仮眠をとっていたら、うっかり寝過ごして午前3時半! サホロリゾート駐車場がオープンするまで間がありません。猛スピードで(制限速度を守ってw)新得町を目指しました。
 

SS22 レラカムイ

 サホロリゾートに到着した時には駐車場はもう、車でいっぱいになっていました。初めての林道だからなるべく早く着きたかったのに・・・。
 
 山道を登って観戦所を目指します。ほとんど道なき道、ていうか崖。笹やぶを切り開いたところに藁をまいて、いい感じに腐れさせただけの通り道です。陸別のような整備された道を想像するとアウト。来年はもう少し汚れてもいい恰好をしよう。

 20分ほど歩いて到着です。あれだけ心配したのは全くの杞憂で、広大な斜面がどど〜んと広がっていました。坂の中腹あたりに折りたたみ椅子を置いて一安心です。
 
 こんな山奥にも新得町青年団の人がお店を出していてびっくり。缶コーヒー150円も納得の値段です。おすすめは新得町の木材を使ったラリージャパン鳴子(笑)だとか。それは買いませんでした。

 いよいよ競技開始です。正直ここでの眺めは最高でした。ほかの林道もこのぐらいのロケーションならば(そしてこれだけゆったり楽しめるなら)スーパーSSなんて見なくていいやって思うほど。去年は陸別じゃぱ〜んの真正面という最高の場所に陣取れましたが、ここの解放感に比べたらちょっと劣るかもしれません。

 今年も"目で見ること"に重点を置いているので写真はあまりありませんが、その分ラリーカーの走りを見に焼き付けることができました。コースを見渡せる長さがとても長いのもレラカムイの良いところです。

 ゆっくりとWRカーの走りを堪能した後は高さを変えて楽しんでみます。自分より高い位置をはしって行く姿もまた迫力があります。

 しかし、レラカムイで一番いい眺めだったのはトイレ周辺。全体的に広がって座っているのに、ここだけに黒山の人だかりができているのは奇妙な光景でした。「トイレ前での撮影はご遠慮いただいております」当たり前です(爆)
 
 本当はこの後帯広に戻ってセレモニアルフィニッシュを見学する予定だったのですが、ここがあまりに気持ちが良いいので、それはパスして最後まで見ていくことにしました。
 天気もよく、今日は最終日だとあって疲れも出たのか、シートを敷いて寝てしまっている人もいます。本当にのどかで、それでもって眼前には爆音を響かせてラリーカーが通り過ぎ、「いやぁ、ラリーっていいねぇ」という気分にずっぽりとひたっていました。
 

帰還

 とはいえ、あんまり最後まで残っていると、あの険しい山道をこれだけの人数で一気に戻るのはきついだろうと思い、少し早めにレラカムイを後にしました。
 今回は早めに予定を立てた割に行き当たりばったりで、あまりいい旅ではなかったんですが、最後の最後でいい目にあえてよかったです。また来年も帯広で開催されたら行ってみたい、そう思って家路につけたのがなによりです。
 

2日目まとめ

  • 寝坊は洒落にならないので、目覚まし2個持っていくべし。
  • 折りたたみ椅子の他にやわかいレジャーシートを持っていくといいかも。
  • 逆光だときついので帽子も必要。
  • 来年はW林道で行きたい。ほかのところも高いし。