14日目

入院生活2週間目にして大事件発生です。
2日後には抜糸、今週中には退院かと思われていた矢先の大出血!
一体私の身に何が起こったのか、その事件とは!?
 
事件は昼食後に起こりました。
病院は月水金の13時から18時が男性の入浴できる時間になっています。早く入りたいと思っていた私は昼食をかたづけるのも早々と、風呂に入る準備を始めました。座ることができないのでシャワーだけしか許されていませんが、土日は濡らしたタオルで体を拭くことしかできません。月曜日の入浴は特別に楽しみにしている時間なのです。
しかし洗面器を小脇に抱えて時計をみると、まだ12時半にもなっていません。さすがに少し早すぎるな、と思った私は先にトイレに行くことにしました。シャワーを浴びた後で手術のあとを覆うガーゼを交換してもらうのですが、排便の後にもそうすることになっています。それならトイレに行ってそれから風呂に行けば一回で済む、と考えたのです。
それが悲劇の始まりでした・・・。
 
便座に座ってきばること数分、まったく出る気配がありません。
病院食のような健康的な食事をとっているにもかかわらず、出が悪い日々が続いています。逆はあれども出ない経験はほとんど無い私でしたが、生活環境が変わったから、または運動不足のせいだろうと軽く考えてました。
かなり強引に力を下腹にこめたものの全く出ないので、便意は残ったままでしたが諦めることにしました。立ち上がり水を流そうと振り返った時、そこに驚くべき光景が広がっていたのです!!
便器の水が、真っ赤。瞬間、血の気が一気に引きました。
(傷跡が開いたのか!?)
力を入れたあまり裂けてしまったのかもしれない、そう思って慌てて触れてみると、
「キレテナーイ!」
大丈夫そうです。ほっと一息つくと同時に、”あること”に気づいて”ある部分”にティッシュを当ててみました。
ティッシュは真っ赤。
「キレテマース!!!!」
そう、切れたのです。切れたのはアスホールだったんです(泣
ウォシュレットの水が痛い! 最弱でも痛い! 助けて大○堂!!
 
そんなわけで内股歩行中の私です。
手術の傷跡が無事だったので一安心だけど、新たな弱点を抱えることになってしまいました。
これ以上菊座を痛めつけないようにするにはどうしたらいいんだろう。とりあえずアイツらをソフティにするために牛乳を飲んでみます。あとはなんだろうな、ゴボウかな・・・。