11日目

25日には抜糸できる見通しだとのこと。とはいえ油断してあおむけで寝ているとじくじくと痛んでくる。まだ風邪が抜けかけてないので今日も安静にしよう。

読書の記録

あと1冊で借りた本を全て読破。感想を書くのが追いつきません。
ちょうど貸出期限の2週間で全部読み終えたんだけど、新しく借りれないので困る。代理じゃ貸してくれないよね。図書館まで歩くには遠すぎるし、座れないから車にも乗れないし。妻の枠を使わせてもらうしかないかな。

陋巷に在り〈1 儒の巻〉

陋巷に在り〈1 儒の巻〉

陋巷に在り〈2 呪の巻〉

陋巷に在り〈2 呪の巻〉

昔読んだ記憶があるんだけど、確か全巻読み終えていないはずなので借りてみた。孔子やその門人が剣と妖術で暴れまわる歴史ファンタジーなんだけど、読んでいるうちに妙なリアリティがでてきてフィクションとは思えなくなってきます。怪しげな呪術が出てきても、ああ、その当時ならそういうこともあったかもねって感じてしまう。それだけ読者を物語に引き込む力が強い作家です。同じく酒見賢一後宮小説 (新潮文庫)は数少ない泣かされた本の1冊。
武装島田倉庫

武装島田倉庫

これも既読。和製のSF小説はほとんど読まないんだけど、椎名誠は別格。この人の真価はエッセイよりもSFにあると思うので、偉くなったしこういう本はもう書かないんだろうな、と思うと残念でならない。SFの世界観というのはその作家にしか出せないものだし、誰かが代わりになれる程度の世界観なら読む意味がない。椎名誠の生み出すいわゆる”シーナワールド”について言えば、その異常感たるや(笑)他の追随を許さないところがある。
ま、終わっちゃったものにぐだぐだ言っても仕方ないので、とりあえず水域 (講談社文庫)アド・バード (集英社文庫)あたりを借りてきてもらおう。