[日常」振り返って

昨日は酔いと怒りと眠さのせいでかなり突っ走ってしまったので冷静に振り返ってみる。
麻木久仁子についてはもういいや。稀代のアホ女ということで。
 
今回の選挙では、生粋の民主支持者である自分も今回は自民に投票した。理由は二つ。
一つは、何かをやる、という姿勢を明確にしたこと。郵政民営化が急務かどうかは別として、この程度の改革もできないようで何ができるのかと言いたい。陳腐で都合のいい言葉だけど「先ず塊より始めよ」と。
んでもって二つ目は、最初に郵政民営化をやろうとしたことだ。
郵政民営化ですごく面白い、と思ったのは自民党が地方を切り捨てようとしたこと。自民党の主な支持層は農村とか漁村とか"いわゆる"田舎の人です。民主党がいうように*1民営化したら困る支持者がいっぱいいるはず。ところが自民党はそちらを切り捨てた。その代わりに都市部のリベラル層を取り込んだわけだ(私もそのうちの一人ですが)。僕らのような人間が老後を迎える2〜30年後には、郵便局が無くて困るような地方に住んでいるお年寄りなんてみんな死んでしまっている。「過疎地に郵便局がなくったって困らんけんね」と思うのは普通の感覚だと思うのです。民主党郵便局員におもねったばっかりに自分たちの一番の票田の都市部を切り捨ててしまった。負けて当然ですね。「郵政民営化をするぞ」というスローガンは「自民党は旧来の利益誘導型の政治をやめます」という強い意志を表明するものでもあったわけです。そこに僕は期待したい。小泉政権が今後どう日本を動かしてゆくのかすごく楽しみになってしまったわけなのです。
 
今回の選挙の結果について、小泉の独裁政治が始まるとか、大衆はアホだとか、いろいろ言われているようですが、的外れもいいところだと思います。日本の民主主義もまだまだ捨てたもんじゃないし、大衆も「機を見るに敏」なんじゃないだろうか。2年前、国民の大きな期待を受けて大躍進をした民主党。第一野党として何ができたのか。与党に反対するだけが野党の役割ではない。場合によっては自民党と連携をとるぐらいの気概があればよかったんですがね。国民が結構クールに政治を見ていたからこそ今回の結果になったんだと思う。
ま、なんにせよ選挙というのは楽しいもんで。だからといってお遊びにしちゃあいけないですよね。この国がどうなるかを決める大事な権利を行使できるチャンスなんですから。選挙前と、選挙中だけで盛り上がらないで、今後もしっかりと経過を見守って行きたいですものです。