あと996年

髪の毛が邪魔くさい。思えば小学生のときからずっと「スポーツ刈り」だった。いまはまあ「かりあげ君」なんだろうけど。
床屋に行くのも面倒くさいので丸坊主にしてしまおうかと思ったりもするが、かなり異様な風体になることと、ツルツルをキープするのもまた結構な労力が必要だろうと思うので二の足を踏んでいる。得意先に謝罪するときなんかにばっさりと坊主にしてやろうと虎視眈々狙っているのに、不幸にもそういった機会に恵まれません。
そもそも頭髪なんて必要なものなんですかね?アーサー・C・クラークの小説「3001年終局への旅 (ハヤカワ文庫SF)」では、人間の脳をコンピュータと接続するために、みんな永久脱毛してツルツル頭なのだ。デフォルトで坊主。自分ひとりで勝手に坊主になってしまうと目立つし寂しいので、早くこういう未来が来てほしい。床屋も美容室もアデランスも困るだろうけど、むしろアデランスを利用している方々には朗報だ。明智光秀も信長からテンカン頭とバカにされることもなかった。薄毛の人は未来を待て!僕もがんばって長生きして「人類みな坊主」な世界を拝んでみたいと思います。